この記事では、韓国語の一人称を一覧で紹介しています。
韓国語の一人称は男女で表現の違いはありませんが、敬語かタメ語かで使う言葉が変わります。
一人称に助詞を付けたときの表現や所有格「ネ」の使い方などについて、これから説明していきます。
各項目で例文も用意しているので、韓国語の一人称の理解を深めるのにお役立てください。
韓国語の一人称を一覧で紹介!まずは基本形をチェック!
韓国語 | 発音 | 日本語の意味 |
나 | ナ[na] | 私、僕、俺(タメ語) |
저 | チョ[jeo] | 私(敬語) |
우리 | ウリ[uri] | 私たち、僕たち、われら |
저희 | チョヒ[jeohui] | われわれ(敬語) |
韓国語の一人称は上記の表の通りです。
冒頭でもご説明した通り、韓国語の一人称表現に男女での違いはありません。
その代わり、タメ語か敬語かで表現の違いがあります。
家族や友達など親しい間柄での会話での「私」は、「나(ナ)」を使います。
ニュアンスとしては、「あたし」「オレ」というような印象を与えます。
公式な場やビジネスでの会話では、「저(チョ)」を使います。
「私たち」の韓国語である「우리(ウリ)」は、くだけた表現としても丁寧な表現としてもどちらでも使えます。
「저희(チョヒ)」は謙譲のニュアンスが含まれているため、相手に対する敬意を示すときにぴったりの丁寧な表現です。
以上のように、韓国語の一人称はTPOに応じて使い分けることがポイントです。
韓国語の一人称「私」に助詞を付けた表現を一覧で紹介!
韓国語 | 発音 | 日本語の意味 |
내가 | ネガ[naega] | 私が |
나는 | ナヌン[naneun] | 私は |
나를 | ナルル[nareul] | 私を |
나에게 | ナエゲ[naege] | 私に |
나랑 | ナラン[narang] | 私と |
내 | ネ[nae] | 私の |
제가 | チョガ[jeoga] | 私が |
저는 | チョヌン[jeoneun] | 私は |
저를 | チョルル[jereul] | 私を |
저에게 | チョエゲ[jeoege] | 私に |
저랑 | チョラン[jeorang] | 私と |
제 | チェ[je] | 私の |
まずは、一人称「私」について、韓国語の言い方をご紹介します。
上記の一覧に、韓国語の一人称「나(ナ)」と「저(チョ)」を助詞と一緒に使った表現をまとめました。
基本的には「나(ナ)」や「저(チョ)」に助詞を付けるだけでOKですが、2つ注意点があります。
1つ目は、助詞「가」の前は「나(ナ)」と「저(チョ)」がそれぞれ「내(ネ)」と「제(チェ)」に変化することです。
2つ目の注意点は、「내(ネ)」と「제(チェ)」が「私の」という所有格表現でもあるということです。
次の章で、韓国語の一人称「私」を使った例文をご紹介します。
韓国語の一人称「私」を使った例文を5つ紹介!
韓国語の一人称「나(ナ)」と「저(チョ)」を使った例文を5つ紹介します。
例文①「私は学生だよ。」
ナヌン ハクセンイヤ
[naneun haksaeng-iya]
カジュアルなタメ口表現のため、「나(ナ)」を使います。
例文②「俺がやるよ。」
ネガ ハルケ
[naega halge]
「나(ナ)」が、「~が」という助詞「가」とくっついているため「내(ネ)」に変化します。
例文③「私の友達は本当に親切だ。」
ネ チングヌン チョンマル チンジョレ
[nae chinguneun jeongmal chinjeolhae]
「私の〇〇」と表現するため、「나(ナ)」の所有格である「내(ネ)」が使われています。
例文④「私は日本から来ました。」
チョヌン イルボネソ ワッソヨ
[jeoneun ilbon-eseo wasseoyo]
丁寧語の文章の場合、一人称は「저(チョ)」になります。
例文⑤「私の名前は田中愛子です。」
チェ イルムン タナカ アイコ イムニダ
[je ireumeun Tanaka Aiko-imnida]
敬語で「私の〇〇」と表現するときは、「저(チョ)」の所有格「제(チェ)」を使います。
韓国語の一人称「私たち」に助詞を付けた表現を一覧で紹介!
韓国語 | 発音 | 日本語の意味 |
우리가 | ウリガ[uriga] | 私たちが |
우리는 | ウリヌン[urineun] | 私たちは |
우리를 | ウリル[urireul] | 私たちを |
우리에게 | ウリエゲ[uriege] | 私たちに |
우리랑 | ウリラン[urirang] | 私たちと |
우리의 | ウリエ[urie] | 私たちの |
저희가 | チョヒガ[jeohui-ga] | 私たちが |
저희는 | チョヒヌン[jeohui-neun] | 私たちは |
저희를 | チョヒル[jeohui-reul] | 私たちを |
저희에게 | チョヒエゲ[jeohui-ege] | 私たちに |
저희랑 | チョヒラン[jeohui-rang] | 私たちと |
저희의 | チョヒエ[jeohui-e] | 私たちの |
次に、一人称「私たち」について、韓国語の言い回しを見ていきましょう。
上記の一覧に、韓国語の一人称「우리(ウリ)」と「저희(チョヒ)」を助詞と一緒に使った表現をまとめました。
複数形の一人称の場合は、ハングルや発音に変化はありません。
「私たちの」という所有格には、助詞「의」が付きます。
次の章で、韓国語の一人称「私たち」を使った例文をご確認ください。
韓国語の一人称「私たち」を使った例文を5つ紹介!
韓国語の一人称「우리(ウリ)」と「저희(チョヒ)」を使った例文を5つ紹介します。
例文①「私たちと一緒に行こう。」
ウリラン カチ カジャ
[urirang gachi gaja]
カジュアルなタメ口表現のため、「우리(ウリ)」を使います。
例文②「私たちが先に行きます。」
ウリガ モンジョ カルケ
[uriga meonjeo galge]
丁寧な表現でも「우리(ウリ)」を使う場合があります。
例文③「私の友達は本当に親切だ。」
ウリエ クムン コ
[urie kkumeun keo]
「私の〇〇」と表現するため、「우리(ウリ)」の後に助詞の「의」が続いています。
例文④「私たちが準備します。」
チョヒガ ジュンビハゲッスムニダ
[jeohui-ga junbi hagesseumnida]
相手を敬う表現の場合、一人称は「저희(チョヒ)」を使います。
例文⑤「私たちの目標は成功です。」
チョヒエ モクピョヌン ソンゴンイムニダ
[jeohuie mokpyo-neun seonggong-imnida]
「우리(ウリ)」を使うときと同じように、「저(チョ)」の後に助詞の「의」が続いています。
韓国語の一人称についてまとめ
この記事では、韓国語の一人称を一覧でご紹介しました。
一人称である「私」や「私たち」を韓国語で言う場合、男女の違いはありませんが、タメ語か敬語かで使う言葉が変わります。
韓国語で「私」は、タメ語なら「나(ナ)」、敬語なら「저(チョ)」と言います。
「私たち」を意味する韓国語はタメ語と敬語共通で「우리(ウリ)」、自らを謙譲する敬語で「저희(チョヒ)」があります。
以上の一人称に助詞を付けて文章が成り立ちますが、「私の」という所有格や「私が」という助詞「가」とくっつく場合は「나(ナ)」が「내(ネ)」に、「저(チョ)」が「제(チェ)」に変化することに注意してください。
この記事をあなたの韓国語習得にお役立ていただけますと幸いです。